強いマッサージと深いマッサージの違い?

マッサージのテクニックで Deep Tissue Massage (ディープティシューマッサージ)というのがあります。ディープティシューとは深い組織という意味です。奥深い筋肉をほぐすことを言います。勘違いしている人(治療家、マッサージ師、お客さんも)が結構おおいですが、強いマッサージイコール、深いマッサージではありません。力一杯マッサージをすれば、奥深い筋肉に届きそうな感じはしますが、実際は届きません。筋肉は何層にもなっていて、力を入れて押されると、外界からの攻撃に対して体を守る為に表面の筋肉が緊張します。そうすると、表面の筋肉しかマッサージできなくて、奥深い筋肉にはマッサージができません。

どのようにすれば深いマッサージができるか?

深いマッサージをするのには、表面の筋肉を緊張させないようにしなければなりません。筋肉を驚かせずに、触らないといけません。例をあげると知らない人にいきなり後ろから肩を叩かれて「おい!!」と声をかけられたらびっくりしますよね?この時は全身の筋肉が「ビクッ」として緊張しています。でも、10メートル位前から、優しい声で、「すみませんー」と声をかけられたら緊張は少ないと思いませんか? これと同じことをマッサージですればいいだけのことです。

まずは、事前の説明でどこの筋肉をどのようにマッサージするのかをしっかり説明します。

マッサージする時も徐々に押します。表面の筋肉の緊張をとり徐々に深い筋肉へアプローチしていきます。マッサージをする時もゆっくりの方がいいです。早く押されると筋肉が「防御」にはいるので、深い筋肉が押せません。押す時に力を入れないのも大事です。よく患者さんに「マッサージのお仕事は力を使うから大変でしょう?」と聞かれます。でも実際はほとんど力を使っていません。体重を使って押すので、そんなに疲れません。
揉み返しが起きるのも、力を入れてマッサージをしていることが原因のことが多いです。
ペインアウェイでは、スタッフに週2回勉強会を開いています。最高レベルのサービスと技術を提供する為に教育にはかなり力をいれております。

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